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2024.08.10

山の余談⑥ 竹

皆様

こんにちは!

コウエイの杉山です。

久しぶり山の余談を

お伝えします。

今回の山の余談は「竹」です。

皆様にもお馴染みの竹ですが

実は、弊社では、竹の受け入れは

お断りをしています!!

なぜ?な~ぜ!?と思う方も多いかと思いますが、

弊社は主力業務の「バイオマス発電用燃料製造」に

おいて、竹はちょいとやっかい物なんです。。。

竹はカリウムを多量に含んでおり、

灰の軟化温度が680~900度と低く、大型のボイラーで燃焼させると炉内に

「クリンカ」という溶岩を生成する特性があるのです。

さらに塩素濃度も高いため耐火物や伝熱管を腐食させやすい。。。。

そのため、一般にはバイオマス発電などの燃料としては不向きとされています。

また、根が森林へ拡大するとそこに生育する樹木の成長を阻害してしまうため、

山の放置竹林の拡大防止も課題です。

数年前から

国内数か所、竹を使ったバイオマス発電事業所が

誕生しており、

今後の成長に同業の弊社としても期待しております。

国内に豊富に存在するバイオマス資源であり、成長力が非常に強い竹!

さらなる有効活用、産業化に期待ですね!

 

ところで余談ですが

皆様、「タケオオツクツク」ってご存じですか?

ギャグみたいな名前ですが、

タケオオツクツク、、、

タケオオツクツクは竹の枯れ枝に産卵し、

幼虫は竹の根や地下茎から養分を吸って成長する

竹林のセミなんです

これ中国に生息するセミなんです!

日本ではモウソウチクやマダケに生息します。

実は輸入された中国製の竹ボウキなどとともに

日本へ入った可能性が指摘されています。

鳴き声は「グィーン・ギリギリギリ…」と機械の音のような鳴き声を出します。

2010年代に入って、埼玉県で聞き慣れないセミの鳴き声がするとの情報から調査が行われ、

2016年に生息・分布が確認されました。

ツクツクボウシの仲間であるが、体はクマゼミ程度に大きいことと、

日本では主に竹林に定着していることから、調査チームによって「タケオオツクツク」と命名。

夏の日没前後に、竹林から甲高い機械音のような鳴き声が聞こえてきたらこのセミの可能性が高いので

外来種移入の貴重な情報となるのでぜひ注意して観察してください。

以前は埼玉県をはじめ、関東地方での情報が入っておりましたが

最近では、九州でも生息情報があり、西日本にも進出していると噂されています。

しかし

このタケオオツクツク!!なんと

めっちゃ!美味しいとのこと!!!

特にサナギが!

成虫は食べれるけど

サナギから成虫になる時が柔らかく絶品とのこと!

本場、中国では、代々伝わる栄養食として、

毎年の夏にはセミの素揚げが食卓に並びます。
おかずとしても、オヤツとしても最高とのこと。

なんせ甲殻類の風味に甘みがあり

奥深い味なんだって。

ほんと私も食べてみたいです🐖

竹林大国日本

新たな食料になるかもしれませんね♪

いつの日か

値段の竹~っ

高級食材になるかもしれませんね(笑)

             コウエイ杉山